いただきますカンパニーのオンライン事例を紹介

【オンライン校外学習】酪農家の仕事??

今回はオンライン校外学習「酪農家の仕事」の授業内容を紹介したいと思います。

「酪農家の仕事」は、農業大国・十勝の酪農家さんのお仕事について、オンラインで学ぶ、小学3〜4年生向けのプログラムです。十勝管内の協力酪農家さんいずれかの牧場よりお届けします。

 実  施  日  2021年12月 (通年実施可能)
 授業時間  95分〜100分
(45分授業を2コマ分で実施 休み時間5分〜10分)
 対  象  小学校:3〜4年生
 参  加  者  4クラス程度 (1クラス1画面でつなぎます)
 資  料  牧場の餌(3種類)〜児童の人数分を事前に送付します
プリント1種

 事前打ち合わせ 

授業実施の1週間前くらいまでに一度、オンラインで事前打ち合わせを行います。
① 先生方といただきますスタッフの顔合わせ
② 双方向で「画像」「音声」の確認
③ 授業内容の説明

主な目的は、授業当日に、子どもたちと双方向のやりとりができるかの設定確認になります。授業の流れや、当日先生にお手伝いしていただきたいこと(子供達の声を拾って教えてほしい!など)、事前にお送りする教材についてなどもご説明させていただきます。

 当日の流れ 

 1 1コマ目(45分間)の開始

(1) 学校Zoomに入室、授業の開始
ゆったり目のスケジュールを組んでいますので、学校のZoom入室は、キンコンカンコン、授業が始まってからで大丈夫です。
接続と、パソコンの設定が完了したら、いつもの通り。
「これから、○時間目の授業を始めます」日直さんの挨拶で授業を開始します。

(2) オリエンテーション 
まずは、ホスト(いただきますカンパニー・パソコン担当)からご挨拶。
いただきますカンパニーが何者なのか、そしていただきますの大切な意味を、子供たちに説明します。

挨拶が終わったら早速、北海道の牧場にワープ!
「せーのっ」「アオノさーーん」
すでに牧場で待っている、畑ガイド(いただきますカンパニー・現場担当)を、教室のみんなと、おっきな声で、呼びます。(いただきますの現場ガイドは、大きな声で呼ばれないと出てきません?)

本日ワープしてる牧場の場所、牧場に入る時の注意(脳内で北海道十勝にワープしてるつもり、になるのがいただきますのオンラインツアーです)。そしてちょろっとだけ牛観察。

今回はなんと、特別ゲスト・酪農家さんがご登場!してくださいました。

(3) 牛の基礎知識 

いざ、校外学習の開始です!

牛の体””牛の一生”という、搾乳牛についての基礎知識をきちんと理解してもらいたいので、プリントを使って説明していきます。
・からだの大きさ
・からだの部位  ※乳頭が何個あるか知ってますか?
・耳標について
・からだの模様・・・etc
白黒の模様がある、、ということ以外にも、牛についての情報の解像度を少しずつあげていきます。

お待たせしました!
プリントで描かれていたことが実際はどうなのか、本物の牛を観察していくのが、この授業の醍醐味です?
オンラインの良いところは、牛をすごーーーく近くで見ることができること。
畑ガイドがカメラを持っている時もそうですが、酪農家さんがご登場の時は、もっともっと近くに寄って、牛のいろんなところにカメラを向けてもらえます。

乳房の形の違い、乳頭の模様、もぐもぐ反芻している様子。。。
なんてことも、子供たちと一緒に発見していきます。
振り向いたら、牛のドアップ!なんてのも、ライブならではのハプニング❗️

牛と大分、仲良くなってきたところで、1コマ目(45分)が終了です。

 2 休憩時間 

いつもの授業通り、1コマ目と2コマ目の間には、休憩時間を取ります。
この時間がまた、特別な時間。
酪農家さんとのフリートークタイムです。
子供たちはカメラに群がって、酪農家さんと自由におしゃべりするのに夢中です。
「ウンチ見る?」「安心してリラックスしているよ」「牛、好きだよ」
「大事な肥料になるからね」「ふかふかベットだよ」、、、

あぁチャイムがなっちゃった✨✨

 3 2コマ目(45分間)の開始!!

(4) 酪農家の仕事 

2コマ目はいよいよ、本日のテーマ「酪農家の仕事」について勉強を進めていきます。
酪農家さんのとある一日を追いかけながら、どんな仕事をしているかを解説していきます。

授業時間には見ることのできない「搾乳作業」は、あらかじめ撮影しておいた動画も利用。
「牛は乳搾りを嫌がらないの?」「素手で搾っているの?」
子供達の素朴な疑問に、少しずつ答えていきます。

「餌やり」「餌づくり」も酪農家の大事な仕事。
さぁ!本日のメイン体験の一つ。「牛の餌」の登場です。
やっぱり、本物を、手元で見たいよねえ。

今回ご案内する牧場で、本当に牛たちにあげている「餌」を牧場から分けてもらい、あらかじめ学校に送ってあります。
「先生、配ってくださぁーい」
配った瞬間から、画面の向こうから、嬌声が上がっています。ねらい通り?
「お茶みたいな匂い」「臭い?」「ドッグフードみたい」「牧場の匂いだー」

五感フル活動。
牧場を近くに感じることができたかな❓

(5) 質問コーナー 
そろそろ授業も終盤。
あらかじめ子供達からもらっていた質問を、酪農家さんに答えていただく時間を作っています。
「酪農家になった理由はなんですか?」「酪農家になって一番良かったことは何ですか?」「仕事のやりがいは何ですか?」「休みはあるんですか?」
結構深い内容に、酪農家さん、しっかり熱く、答えてくれます。
※酪農家さんがご登場いただけない時は、あらかじめ解答を聞いておいて畑ガイドが代わりに答えます。

(6) 酪農家さんから子供達に一言メッセージ 
生産者である酪農家さんは、なかなか消費者と交流することはできないもの。
子供達は、実際に牛の世話をしてミルクを作ってくれている酪農家さんからの生の声に、しっかり耳を傾けるもの。
「好きなことを見つけていっぱいやってね」「いつか、僕の牧場に遊びに来てね」「一生懸命お世話してるからね」
横で聞いている私たちも、思わず胸がジーンとなっちゃう瞬間です。

授業を通して、いつも飲んでいる牛乳が、チーズが、アイスクリームが。子供達の身近になったかぁ。

 子供達の感想 

・普段牧場の中や牛はなかなか見ることができないので、今日で牧場の仕事や牛のことについてたくさん学ぶことができました!将来の夢と同じ動物関係のお仕事の見学ができてよかったです。今回学んだことを将来に生かすことができればいいと思いました。ありがとうございました。

・実際に生で動いている牛を見て、話を聞いたことで農家の方達のおかげで牛が健康で美味しい牛乳を作ることができるんだなと感じることができました。

・牛がどうやってミルクをだしたりしているのかとか、育てている人の気持ちを聞いて牛や農業に興味が湧きました。これから牛乳を飲む時はどこか見て、見ようと思います。

・自分たちで餌づくりなどしていると聞いてすごいと思いました。すごく興味深かったです。今日は本当にありがとうございました。

クラウドファンディングでたくさんの方にご支援いただき、全国の小学校に授業料無料でお届けすることができます。
他にも「うちの農作物の授業も作ってほしい。」「子どもたちに是非もっと知ってもらいたい」という団体様
是非、お気軽に、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

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