いただきますカンパニーからのお知らせ

《授業の様子》「畑からパンができるまで」

2022.02.23 食育事業

いただきますカンパニーは、夏季は十勝の農家さんの畑、生産現場を見せる観光ツアー「農場ピクニック」を催行しています。しかし冬季は、畑は休眠中。私たちも畑のツアー「農場ピクニック」はお休みしています。

代わりに❗️地元の子供たちに、地域の農業のこと、地域の農作物のことをもっと知ってもおう!と、食育事業を実施しています。

こちらの記事では、十勝地区米麦改良協会様とのコラボ企画。”小学校3−4年生向けプログラム「畑からパンができるまで」”をご紹介します。
このプログラムでは、十勝の畑に実る小麦が小麦粉になるまで、小麦粉がいつも食べているパンやケーキ、うどんになるまでを、子供たちの手で経験してもらいます。

畑から子供たちに身近な小麦を使ったお料理まで少しずつ近づいていくようなそんな授業内容です?

まずは、十勝の畑作4品とは。さすが十勝っ子。4品もすぐ出てくる!意識していなくても、農業がとても身近にあるのが感じられます?
まだ授業では習っていない(5年生で習います?)、輪作についても学んじゃいます。畑作4品とは切っても切り離せませんからね。
実は毎年、同じ畑で同じ作物を作ってるわけじゃないんだよ、なんて知ったら、去年はここはジャガイモだったけど今年はなんだろう?そんな風に注目して欲しい❗️
(写真はコラボしている十勝地区米麦改良協会の方々)

いよいよここから、今回の授業のテーマ「小麦」について学んでいきます。
まずは「小麦」ができるまで、栽培歴(栽培スケジュール)です。さすがの十勝っ子も、秋にはもう小麦の種が蒔かれているのはなかなか知りません☃️

次は「どっちが小麦か、わかるかな?クイズ」です。
実はここ十勝地方では、田んぼを見る機会がほとんどありません。意外に、田んぼ(米)と小麦畑(小麦)は超そっくり。かなり盛り上がってきました?。

さぁてやっと、小麦を種まきしてから、小麦の穂ができて、収穫まで、きましたよ。
小麦の穂や粒(原麦)など、本物を観察です?❗️
米と小麦の粒を見比べたり、2種類の穂の違いを見たり。
「毛が長いのがある!」「お米のほうが粒が白い。」

そしてまだまだ、ここからもっと、子供たちに手を動かしてもらいます!!!!

「小麦の穂から小麦の粒(原麦)を出してみてぇ」
手をスリスリしたら、穂からポロポロと小麦の粒(原麦)が!
「出てキタァーー」
小麦粉って粉になる前は粒。そんなことも発見です!

小麦の粒がたくさん出てきたら今度はそれを石臼でひいていきます。
とっても硬〜いので、石臼でひかないと小麦粉にならないんです。
十勝地区米麦改良協会様のご協力のもと小麦粉が石臼から出てくるまで子供たちと石臼をグリグリ、グリグリ、グリグリ回します!

「博物館で見た!(石臼)」「やったことある」「これだけ回してもパンが作れる量は、できないんだねぇ」
なんて子どもたちと話もしながら、汗をかきつつ回していると……
全粒粉と言われるちょっと茶色の小麦粉が、出てきた出てきた。
みんな興味津々、どんどん前のめりになっていきます?✨

さてさて、ふぅ。やっと、畑から小麦粉の状態まできました。
みんなの食卓まで後一息!
最後は、小麦粉(小麦)にも種類があること、パンやケーキ、うどんはそれぞれ違う種類の小麦粉を使って作られていることをプリントに書き込みながら知ってもらいます!

例えば…
パンは、強力粉を使ってつくられます。その強力粉は「ゆめちから」
うどんは、中力粉を使います。その中力粉は主に「きたほなみ」という種類から。
十勝は小麦の一大生産地、品種の名前も覚えてね。

ここで授業は終了です。
種まきから小麦ができて、、、小麦の穂から原麦が出てきて、、、、原麦を挽いて小麦粉ができて、、、小麦粉からパン(うどん)ができた!
いつも通り?盛りだくさんな授業となりました??

街の外に、ただただ広がっている、、、と十勝の子どもたちが思っていた畑が、「あ!ここはパン(うどん)の畑だ!」なーんて、なったら。ホントにホントに嬉しいです!!!

こちらの授業は、十勝管内の小学校を対象に十勝地区米麦改良協会様とコラボして実施している授業です。
より詳細が気になる先生、「うちの農作物の授業も作ってほしい」という団体様。
是非、お気軽に、お問い合わせください。

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