いただきますカンパニーからのお知らせ

【食育事業2022・報告】小麦の授業

2023.03.12 食育事業

いただきますカンパニーは、夏季は十勝の畑、生産現場を見せる観光ツアー「農場ピクニック」を催行しています。しかし冬季は、畑は休眠中。私たちも畑のツアー「農場ピクニック」はお休みしています。

代わりに❗️地元の子供たちに、地域の農業のこと、地域の農作物のことをもっと知ってもらおう!と、食育事業を実施しています。

今回のブログでは十勝地区米麦改良協会様とのコラボ企画をご紹介します!

まずは小学校3-4年生向けプログラム
「畑からうどんやパンができるまで」 です!
このプログラムでは「十勝で小麦が作られていることを知る。小麦には種類があり、使われる料理が違うことを知る。」をねらいとしています。

帯広市の畑には、たくさんの小麦畑がありますが、意識していないと「小麦畑」とはわかりません。秋まき小麦が出芽している緑色の畑、収穫間近の黄金色の畑。写真を見せると「あ!!」と気付いてくれました。

小麦の穂、小麦の粒、実物を観察してもらう時間も大事にしています。「毛(のぎ)には、返しがついていますよ」と説明したら、早速くっつけていました。

小麦の粒から小麦粉をつくる、という石臼のアクティビティは、子供たちに一番人気の時間です。「麦音(パン屋)で見たことある!」「やったことあるけど、またやりたい!!」と大盛り上がり♥
時間はかかりますが、ゴリゴリゴリゴリ…全員に体験してもらいました。

 

小麦にも種類があり、小麦粉の種類によって最適な料理が違います。
たくさんの体験をしてもらった後に本日のねらいを知ってもらうアクティビティ「どの小麦を使っているかな?あてはめてみよう!」をやってみます。しっかりと小麦に興味を持ってもらった後なので、子供たちの理解も高まりました。

・あんな道具(石臼)があるんだなって思いました。
・もっと小麦のことがしりたくなりました。
・キタホナミとゆめちからの名前をしってこむぎのことをすごくわかった。
・はくりきこだけでなく、中りきこ、強りきこがあることがわかりました。

と子供たちからの嬉しい声が届きました。

つづいてご紹介するのは5-6年生向けプログラム「世界の主食」 です。

このプログラムのねらいは「十勝で小麦が作られていることを知る。小麦を通して世界の中での十勝農業の重要性を学ぶ。」グローバルな視点も交えてお話していきます。

キタホナミ、ゆめちからの穂は、見た目が全く違うので、どちらかがお米の穂だと思うようです。
教室ではありますが、実際の畑で授業を受けているような、臨場感のある体験をしてもらうための工夫をしています。

高学年には、小麦の栽培歴の他に、輪作の話や、小麦畑と田んぼの違いなども解説しました。小麦アレルギーの生徒さんがいた関係で、石臼を使って粉にすることはできませんでしたが、小麦の穂の現物は触ってもらうことができました。

 

世界の3大穀物(小麦、米、とうもろこし)を使った料理をどんどん発表してもらい世界地図に貼っていくと、、、小麦で作られている料理が圧倒的に多いことが視覚的にわかります。小麦が世界の主食としての役割を担っていること、その小麦を十勝・帯広ではたくさん栽培していること。実感してもらうことができました。

先生たちからは
「自分たちの食卓から、世界の主食という流れとてもおもしろかったです。視野がぐっと広がり、高学年にぴったりですね! 」
「授業の進め方は大変スムーズでよかったです。実物の小麦をさわれたことや、石臼ひきなどの体験はとても子どもたちに残ったと思います。」
「5年生は社会科で「お米農家の米作り」のことや「食料自給率」などについて学習しているので、今回の小麦についてもつながりが感じられ、興味深く学習できたのではないかと思います。」
とご好評をいただき・・・

子どもたちからも
・あんなに自分が知っている身近な食材に小麦が使われているとは思いもしなかった。。
・冬の雪が布団の役目をしていることに驚きました。
・小麦について幅広く調べてみたいと思いました。
・小麦をさわったりすりつぶすのが楽しかった。
と感想をいただきました!

世界中どこにいても何かを食べるときふと「十勝の小麦」「十勝の畑」の姿を思い浮かべてくれたら嬉しいなと思います。

※いただきますカンパニーの食育事業について
「楽しみながら学んじゃおう!」をコンセプトに、十勝農業にかかわりのある食育授業を展開しております。元気いっぱい楽しい畑ガイドが、企業様のご希望に沿ったプログラムをご提供しています。是非お問い合わせください。

一覧

アーカイブ